携帯電話
最近、携帯電話を使用している人が増えてきている様です。何処にいても瞬時に連絡がとれる便利な情報伝達手段として活躍する携帯電話、加速する情報文化社会の中でリアルタイムに情報をやりとり出来る携帯電話、現代の時間を重要視する社会の象徴とも言えるものでしょう。
道具というものは人が使いこなしてこそ”道具”として生きるものですが、最近ではその”道具”の使い方が悪い人々が多くなってきた様な気がししてなりません。今回はその一例を述べてみようかと思います。
私の住むここ愛知県では、最近ドライバーの携帯電話使用による交通事故が急増しているという記事がよく新聞に載っています。愛知県警察ではドライバーの運転中の携帯電話使用を止める様に道路交通法を新たに設ける動きがある様ですが、果たしてそれが根本的な解決へとつながるのかどうか、少し疑問を覚えます。
車を運転中に携帯電話が鳴り、それを取ろうとよそ見をした瞬間に起きるケースが多いという携帯電話交通事故、予防の方法として携帯電話使用そのものを押さえてしまおうというのは、少し考えが浅いのではないか?最近ではハンズフリーで話せるマイクスピーカー、マイク付イヤホンなどがあるわけだから、そういったハンズフリー機器を義務づける事にするだけでも事故を未然に防ぐ事は容易だろうし、現在提唱されている電話をするためにわざわざ車を停車して電話をする事によって生じる周りの交通の妨げとなる事態も防げ、一石二鳥ではないのであろうか?専門家でもない私ですらこれくらいの考えが容易に浮かぶわけだから、本格的に対策を練ってみればもっと何か素晴らしい案がでてくるのではないだろうか?
使用自体を規制してしまう事はいやだなぁ、これが本音。
1997.5.24 |
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